こんにちは。たんす@tansu_toです。
米国VIに投資していると、毎月の価格調整がどうなるか気になりますよね。
コンタンゴ?それともバックワーデーション…?
米国VIのチャートを見てるだけじゃ分かりませんね。
そんなときに役にたつのが『VIX Central』。
米国VIの投資中級者以上なら必ず見ているサイトです。
ひと目でコンタンゴかバックワーデーションか確認できてとっても便利。
米国VI投資をするなら必見です。
本記事では米国VI投資初心者向けにVIX Centralの読み方を解説します。
この記事を読むと次の3つのことが分かります。
- VIX Centralの使い方
- 価格調整額の予想方法
- バックワーデーションとコンタンゴの予想方法
この記事を書いている僕はVIX関連銘柄(米国VI、米国VIベア・ブル)の投資実践者。
コンタンゴ戦略を長期間継続して、今年の含み益は100万を超えました
価格調整額の予想にはVIX Centralが必須です。
知らなかった方はこの機会に是非使って下さい。
VIX Centralの概要
ざっくり説明するとVIX CentralはVIX関連指標の総合サイト。
VIX指標やVIX先物、VIX関連ETFのチャートを一覧表示するなど情報が満載。
『VIXの現状を知りたい!』という時なんかにとても役立つサイトです。
米国VI価格調整額を予想するのに役立つ機能
いろいろな情報が載っていますが、価格調整額を知るだけなら次の3つの情報を読み解けばOK。
- チャートからコンタンゴとバックワーデーションを読みとる
- 限月前後の『差』と『変動率』を読み取る
- VIX価格とVIX先物価格の乖離を読み取る
ちなみに上記情報を表示するための設定なんかは必要ありません。
サイトを開いた初期状態で全ての見ることが出来ますよ。
では早速VIX Centralの読み方を見ていきましょう。
VIX Centralの読み方
- VIX先物各限月
米国VIの参照資産のVIX先物。
ここでは先物の限月区分を一覧表示しています。
ちなみに画像左端のjulは7月満期のVIX先物のこと。
jul上部の15.1が先物価格です。 - 期近
VIX先物の各限月の中で、最も満期が近い物を指します。
ちなみに米国VIの参照資産は期近のVIX先物価格。
つまりこの価格が米国 VI の価格というわけですね。 - 期先
VIX先物の中で、期近の次に満期が近いもののこと。
価格調整の日に期近からの移転先ですね - 値
各VIX先物やVIXの値の単位を表示しています。 - 先限月に対するコンタンゴ率と差
%Contango → コンタンゴ率
Difference → 先限月との差
<例>
JulはAugに対し
コンタンゴ率 → 7.28%
差 → 1.1
VIX Central 価格調整を知るための読み方
3つの情報読み方を一つずつ説明します。
チャートからコンタンゴとバックワーデーションを読みとる
まずコンタンゴとバックワーデーションが何だったかおさらい。
- コンタンゴ
→ 期近より期先の値が高い状態 - バックワーデーション
→ 期先より期近の値が低い状態
つまりVixCentralの折れ線グラフが
- 右肩上がりならコンタンゴ
- 右肩下がりならバックワーデーション
ということ。
パット見て右肩上がりな折れ線を描いているのが分かりますね。
つまり現状コンタンゴということ。
簡単に見分けがつきますね。
限月前後の『差』と『変動率』を読み取る
価格調整で発生する価格調整額。
価格調整額の計算には期近と期先の値の差が使われています。
つまり期近と期先の差が分かれば価格調整額の額面を予想できるわけですね。
VIX Central期近・期先差をもとに価格調整額を計算すると次の通り。
【条件】
(a) 期近と期先の差 1.1
(b)コンバージョンレート 108円
(c)取引単位 10
レバレッジ 5
(d)保有ポジション数 100
【計算式】
価格調整額 = (a) × (b) × (c) × (d)
118,800円 = 1.1 × 108 × 10 × 100
価格調整額を出すのにはひと手間。
けれど価格調整額を予想できるとを思えば許容範囲かなって思います。
VIX価格とVIX先物価格の乖離を読み取る
VIX先物期近値とVIX値の差は、コンタンゴとバックワーデーションのどちらになるか予想するための有益な情報です。
ざっくり説明すると次の通り。
- VIX値と期近の乖離率が低い
→期近の下げしろが少ない、上昇する可能性がある。 - VIX値と期近の乖離率が高い
→期近の下げしろが大きい、下落する可能性がある。
ちなみにVIX高騰時は必ずしも当てはまらないので注意が必要。
市場の地合いやテクニカル的な部分も含めて考える必要があります。
VIX Central読み方まとめ
チャートを見ながらにVixCentralの読み方をまとめます。
- 右肩上がりの折れ線グラフ
→ コンタンゴの可能性 - 価格調整額
→ 1.1 × 108円 × 10単位 × 保有ポジション - VIXと期近の差0.78
→ 下げしろが少なく、上昇するかもしれない
ざっくりとこんなところ。
結構簡単でしたよね。
価格調整が近づいてきたら試しに使ってみて下さい
。
終わりに
今回はVIX Centralの読み方について記事をまとめました。
VIX Centralを見てれば価格調整の悩み少しは解消するかも。
価格調整日付近ではコンタンゴ状態を毎日確認・把握することをおすすめします。
VIX central
最後までお読みいただきありがとうございました。
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