こんにちは。たんす@tansu_toです。
7月8日から12日のS&P500は上昇。
利下げ期待上昇で投資家か買いに転じたみたいです。
原因はパウエルさんの議会証言。
事前に期待されたのは先月FOMCと同じ内容。
つまり利下げ期待維持の及第点発言ですね。
ところがパウエルさんの証言内容は満点超え。
期待以上のハト派発言に株価が反応した、というわけですね。
項目 | 価格 |
---|---|
週始値 | 2979.77 |
週終値 | 3013.77 |
週変動 | +34 |
さて今週7月15日から22日までのS&P500・VIXはどんな動きをするでしょうか。
僕はこんなふうに思っています。
基本的に上昇の流れ
上値が重く、先週までのような伸び方はしない
多少の調整があるかも
【VIX】
株価の調整で多少変動しそう
最終的には13台で落ち着くかな
先週のおさらい
先週の主な出来事は次の通り
- 7月10日パウエルさん議会証言
- ダウ、ナスダック、S&P500最高値更新
パウエルさん議会証言
投資家たちの利率変動への関心を再認識という印象。
株価はパウエルさんの原稿が発表された直後に上昇し始めますし、VIXも大きく低下。
経済指標悪化しているのに、利下げ期待だけでここまで株価ってあがるんですね。
FEDウォッチも変動。
パウエルさんの発言で利下げ期待は大きく上昇。
▲0.5%の可能性も膨らんで市場に取り込まれつつあります。
月末のFOMC近くまで利下げ期待には続きそうな感じ。
ここから月末まで大きなイベントもないですし、経済指標は悪化するほど利下げ期待を煽るので心配いらないかと。
後はトランプ砲など、突発的な事故が怖いだけですね w
ダウ、ナスダック、S&P500最高値更新
米国主要3指標が過去最高値を記録。
特にS&P500は3000台にのせて大台に。
ダウも27000と一段上に登りました。
最高値更新かつ大台にのせたことでリスクオフに傾きそう。
心理的節目を超えた市場は強い。
好調な市場に投資したい投資家は時間の経過とともに出てきそうですね。
S&P500テクニカル分析
日足&移動平均線、ボリンジャーバンドの順に見ていきましょう。
日足&移動平均線
20日移動平均線との乖離が気になります。
乖離幅が大きく調整が入ってもおかしくないかなと。
ただし調整の下限は20日移動平均線かなと。
実は気になっているのが週速チャート。
過去の最高値にラインを引くと現在値にピントが合っています。
つまり株価上昇ラインで考えて、ここまでは予想の範囲。
このラインから上に抜けたとして、上昇のスピードは落ちるかなと。
テクニカルを超える範囲となると慎重に買いが進むのかなと思っています。
足元の経済指標が良くないことも併せて、上昇スピードは低下するかも。
ポリンジャーバンド
気になるのは4時間速。
+2σのバンドウォークをしていますが-1σのラインに触れながら進んでいます。
つまりバンドウォークの勢いがないため、終点が近いのかなと。
バンド幅はやや狭くなりつつも幅を維持しながら進行中。
見る限りゆっくりとスクイーズしていってる感じですね。
相場の切り替わりが近いのかもしれません。
今週の重要ポイント
S&Pの上昇がいつまで続くのか、投資家心理がどこまでリスクオフに傾いているかがポイントになりそう。
テクニカル
ポリンジャーバンドの+2σバンドウォークの継続に注目。
徐々に勢いを無くしつつあってトレンドの転換を見せてくるかも。
高値圏で騙しもあるので注意してみたいですね。
利下げ期待で株価上昇を見せていますが、経済成長は減速の兆し。
どのタイミングで投資家たちが売り始めるか。
その兆候をつかみたいですね。
経済指標
7月16日 ZEW景気期待指数(7月)
コア小売売上高 (前月比) (6月)
小売売上高 (前月比) (6月)
7月17日 EUR消費者物価指数 (前年比) (6月)
原油在庫量
7月18日 フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (7月)
イベント
終わりに
利下げ期待に対する投資家達の関心は僕が思っている以上でした。
株価上昇はしばらく続く見込み。
少なくともFOMCまでは上目線で良いのかなと思います。
VIXはS&P500が上昇とは反比例に低減。
過去をみてみると高値警戒感ではVIXは大して上昇しなかったようです。
米国市場の上昇が続く限りは低減するかなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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皆様の投資が上手くいくことを祈っています!
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