こんにちは。たんす@tansu_toです。
Fear & Greed Index を知っていますか?
米国VIや米国VIベアETFなど、これらVIX投資の参考になる指標の1つです。
Fear & Greed Indexを上手に使いこなせばVIX投資成功の助力になりますよ。
Fear & Greed Indexは市場のリスク選好(リスクオン・リスクオフ)を数値化した指標です。
リスク選好が高い状態(リスクオン)が続くとVIXは低下する傾向にあるので、Fear & Greed Indexを継続的に見ることで、VIXの将来予測に役立つわけですね。
本記事ではFear & Greed Indexについて説明しています。
この記事を読むことで次の3つが分かります。
- Fear & Greed Indexの概要
- Fear & Greed Indexのヒンデンブルグ・オーメンの信憑性
- Fear & Greed IndexのVIX投資での使い方
この記事を書いている僕はVIX関連銘柄、米国VIや米国VIベアETFなどに集中投資をしています。
継続的にFear & Greed IndexをVIX投資の参考にしていて、指標の有効性は経験済み。
これらの経験から役に立つ情報をお伝えすることが出来ると思います。
Fear & Greed Indexってなに?
概要・見方・計算の元指標について、順に説明しますね。
概要
Fear & Greed IndexはCNNに発表している指標です。
CNNはニュースサイトでお馴染み、あのCNN。
独自の計算式でFear & Greed Indexを算出しています。
Fear & Greed Indexは投資家心理、リスクオン・リスクオフの傾きを数値化した指標です。
市場の心理状態を正確に調べようとすると、手間が多くて大変な上に客観的に見る事自体が難しいもの。
Fear & Greed Indexなら調査の手間がない上に、数値として見ることで客観的、直感的に市場の心理状態を把握することができるんですね。
見方
ざっくりいうと数値が大きいとリスクオフ、数値が小さいとリスクオンです。
数値が大きいほどリスク資産の株や先物に資金が流れ、数値が小さいほど金や国債などの安全資産に資金が流れやすい心理状態という感じ。
数値化することでリスクオン・オフを客観的かつ詳細に分析できるところがFear & Greed Indexのいいところですね。
CNNのFear&Greed Index メーターを見てみましょう。
区分は以下の通り。
- 0- 25・・・Extreme Fear(リスクオフ)
- 26- 50・・・Fear(中立からリスクオフ寄り)
- 51- 75・・・Greed(中立からリスクオン寄り)
- 76-100・・・Extreme Greed(リスクオン)
平常時は40~60あたりをウロウロしてるようです。
いつもこのくらいで推移してくれてれば心配することはないんですがね。
40~60の間は『どちらかといえば~』程度に捉えるのがいいようです。
ちなみに上記Fear & Greed Indexは2019年3月21日、FRB利上げ停止後の数値です。
Greedの後半と市場がリスクオンに傾いていることがよく分かります。
そして21日の米国市場の結果は全面高。Fear & Greed Indexが市場心理を写していることがよく分かります。
計算要素となる指標
計算要素となる指標は7つあります。
覚える必要はありませんが、仕組みを知ることが大事なので記載しておきますね。
- 株価モメンタム
・・・S&P500現在値と125日移動平均との乖離 - 株価の強さ
・・・NY証券取引所で52週の間に高値と安値を更新した銘柄数の差 - 株価の幅
・・・上昇している株と、下落している取引量の差 - プット・コール・オプションズ
・・・プットとコールの取引量の割合。 - ジャンク債需要
・・・適格債とジャンク債の利回りの差。 - 市場のボラティリティ
・・・VIX値 - 安全資産の需要
・・・株式と債権のリターンの差
ちなみにFear & Greed Indexを確認するならCNNの専用ページから確認できますよ。
ちなみに市場の営業日なら毎日更新。
毎日確認することで市場の雰囲気を察知できます。
Fear & Greed Indexの実績
チャートを見て確認してみましょう
チャートを見るとFear & Greed Indexが下がるとVIXが上昇していることが分かります。
反比例のようなチャートですね。
Fear & Greed Indexの下落を追えば、VIXの上昇を掴むことができそうです。
VIX投資での利用法
使い方としては、数値の推移を確認してVIX上昇・下落予想の根拠にするというのが良いと思います。、
こんな感じですね。
イベント発生
- 悪いイベントが起きた → Fear & Greed Indexで心理状態の根拠探し
- 良いイベントが起きた → Fear & Greed Indexで心理状態の根拠探し
Fear & Greed Indexの動き
- じわじわと60くらいまで上昇 → VIXショートを検討
- じわじわと40くらいまで下落 → VIXロングを検討
Fear & Greed Indexは投資判断の決定打にするのではなく、根拠として使っていくことで汎用性も確実性も高まります。
投資家心理の推移を見ることができるFear & Greed Indexは根拠付にはもってこい。
Fear & Greed Indexの特性を最大限活かした方法でしょう。
終わりに
本記事ではFear & Greed Indexについて概要や使い方について説明しました。
投資家心理は読みづらいものですが、投資状況など数値で見ることで明らかになることがあります。
Fear & Greed Indexは投資家心理を解明する助けとなるので是非活用ください。
それでは、皆さんのVIX投資が上手くことを祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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