こんにちは。たんす@tansu_toです。
VIX投資家として日々様々な角度から市場を分析しています。
VIX市場を動かす大口投資家達。
彼らのポジションについて理解すれば、VIX市場の動きを理解することに繋がります。
CFTC建玉明細(COTレポート)は、彼らのポジションをまとめた公式資料です。
資料を元に大口投資家の視点から市場を分析してみましょう。
ちなみに今週の結論。
- 投機家達の目線はショート
- 状況は様子見。ポジションへの姿勢は中立より。
CFTC建玉明細(COTレポート)確認
まずはCOTレポートを見てみましょう。
※Net :正の数→買持ち 負の数→売持ち
総取組高 | 増加 | +2,610 |
---|---|---|
ショート | 増加 | +21,481 |
ロング | 減少 | ▲1,387 |
Net | ▲148,519 | 先週比▲22,868 |
ちなみに建玉明細の見方は次のとおり。
- Netポジションとポジション数
マイナス : ショート優勢
VIX低下目線
プラス : ロング優勢
VIX上昇目線
ポジション数: トレンドの強さ - 総取組高の推移
増加 : 強気
減少 : 弱気 - Long・Short各ポジションの変化
Net変動原因の特定
より詳細な読み方は別記事参照
【VIX】CFTC建玉明細の読み方・使い方【米国VI】
主要項目の確認
net推移と取組高について深堀りします。
Netポジション
netポジションは▲148,519、先週比▲22,868(▲118%)のショート方向に推移。
ショートポジション+2.1万、ロングポジション▲0.1万の順当な動き。
投機家の目線はショート向き固定ですね。
今週のnetポジション14万台は、2019年では4月第1週 、7月第5週の水準。
4月第1週は米中協議の進展期待で株価が上昇している真っ只中。
7月第5週はFOMCが話題の中心。利下げ確実視で市場は正に活況でした。
VIX建玉分析 2019年07月30日
選手についてショートポジションを増加が目立ちますね。
株価上昇に付いていくために、急ピッチにポジションを建てているような印象。
米中問題のリスクはまだ先送りって感じなのかな?
感覚的にちょっと違和感。
総取組高
総取組高は,、先週比+2610(100.6,%)の 増加。
投機家▲2,209、実需筋+2,024、個人投資家▲205。
投機家のポジションに対する姿勢は先週から変わらず、ほぼ中立よりな感じ。
総取組高の増加内訳を見ると投機家は若干減少。
とはいえ誤差の範囲なので横ばいと見るのが妥当でしょうね。
先週から様子見と考えるべきなのかなって。
VIX先物価格も17~18で推移で境目付近。
直近で判断に迷う問題がでてるので動きづらいのかなって 。
(ウクライナ疑惑、FF実効レートの上昇)
大きな問題発展の可能性は薄いけど、様子見したい内容でした。
トランプさんとウクライナ大統領の電話階段📞
全内容、注釈付き記事があったのでシェア✨トランプさんの意図を汲み取るなら依頼してる感じかも
でも一般的な範囲内・間接的な気も
今後の株式市場の見通し参考に🙂#米国株
https://t.co/716JAzD9vE— たんす ⚡VIX投資家⚡ゆるっと資産づくり (@tansu_to) September 27, 2019
建玉グラフ
直近3年間の建玉と総取組高の推移グラフ。
市場のポジション推移、長期の広い視点で観察してみましょう。
直近3年間の建玉グラフ
※青積み棒:買建て
橙積み棒:売建て
黄色線 :総取組高推移
黒線 :net推移
紫線 :米国∨I近似値
ネットポジションの急激なショート回復が目立ちますね。
その割にVIX先物価格が低下していないのが今回の特異な点。
若干の違和感を感じますが、なにかの予兆かと言うとよくわからないかな。
過去のグラフ推移と比較すると、この数週間のnet推移が随分急なことが分かります。
では投機家達が強気かと言うと総取組高の変動を見る限りそうでもなさそう。
しかもVIX先物価格はnetを基準に見て比較的高い値。
わかりづらいなー…。
終わりに
投機家達はショート目線ながらも様子見。
VIX先物価格も下落は随分と緩やかになりそうで時間がかかるかも。
次の材料は出るまで、あまり進展ははないかもしれないですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
たんす投資ではVIX・米国VIに関する記事を掲載しています。
投資の参考に、是非読んでみて下さい。
【VIX】CFTC建玉明細の読み方・使い方【米国VI】
【先週】VIX建玉分析 2019年09月17日
皆様の投資に爆益がありますように!
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